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冷蔵冷凍車のメリット

冷蔵冷凍車を利用する主なメリットは、以下のとおりです。

・食品や医療品が輸送できる

トラックの荷台内部は直射日光が当たって高温になるため、輸送できる荷物が限られてしまいます。冷蔵冷凍車であれば荷台内部の温度管理が可能ですので、商品の鮮度や品質を維持できます。

冷蔵冷凍車は食品業界、医療業界にはなくてはならないトラックです。冷蔵冷凍車で輸送している荷物には、生魚、生菓子、アイスクリーム、生体組織、血液製剤などがあります。

・コスト削減が図れる

冷蔵冷凍車の荷台内部の温度管理を行うことで、冷蔵品と冷凍品を一度に輸送できます。複数の車両を所有する必要がなくなり、人件費も削減できるため、大幅なコスト削減が図れます。

・長距離輸送ができる

荷台内部の温度は季節や天候によって変動します。また輸送距離が長距離になるほど、温度変化の影響を受けやすく、輸送中に品質が低下してしまう可能性が否定できません。冷蔵冷凍車であれば温度管理をしながら安全に荷物を輸送することができます。

冷蔵冷凍車の選び方

冷蔵冷凍車は種類が豊富ですので、初めてレンタルする方は何を基準に選べばよいのかと悩むかもしれません。冷蔵冷凍車を選ぶときの主なポイントは、次の3つです。

・移動距離と庫内温度

移動距離が長ければ長いほど、荷台内部の温度が高くなりやすいため、長時間低温状態を維持できる車種を選ぶ必要があります。長距離輸送の場合は、冷凍庫用エンジンを搭載している車種を選ぶのがおすすめです。

荷台内部の温度を何度に保つのかも重要なポイントといえます。冷凍品を輸送するなら、冷凍と冷蔵の切り替えが可能なタイプをおすすめします。

・メインエンジン式かサブエンジン式か

機械式冷却トラックの場合、動力をメインエンジン式から取るのか、サブエンジンから取るのかを選ぶことになります。サブエンジン式のほうが安定した温度管理が可能です。ただし、エンジンを2つ搭載しているため、ガソリン代は高くなるケースがあります。

・利用する季節や地域

真夏は荷台内部の温度が高温になるため、冷凍車が必要になることも多いです。一方、冬は地域によっては冷蔵車でも十分なケースが少なくありません。

冷蔵冷凍車の利用時の注意点

冷蔵冷凍車は常に荷台内部が低温になっているわけではありません。そのため、冷温保存が必要な荷物を輸送する場合は、積み込み作業をする前に適切な温度まで下げておく必要があります。温度調節をしておいても、扉を開けっ放しにしておくと外気で温度が上がってしまいますので、手早く荷物を積み込むことも重要です。荷物を詰め込みすぎると冷気が行き渡らなくなりますので、隙間を作りながら詰め込んでください。