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コンテナハウスの耐用年数

コンテナハウスの耐用年数には、法定耐用年数と一般的な耐用年数の2種類があります。それぞれの違いは、以下のとおりです。

・法定耐用年数

国が定めた固定資産として使える期間のことで、耐用年数表で調べられます。重量鉄骨造に該当するコンテナハウスの法定耐用年数は、約34年です。法定耐用年数を過ぎると、帳簿上の資産価値はなくなります。また、法定耐用年数は、中古のコンテナハウスには適用されないのが一般的です。

・一般的な耐用年数

耐久年数のことを指します。「このくらいは使用できるだろう」という独自の判断でメーカーが定めることが多いです。コンテナハウスの一般的な耐用年数は60～70年程度です。こまめにメンテナンスを行えば、100年以上使用することも可能です。

コンテナハウスを長持ちさせるための方法

コンテナハウスをできるだけ長持ちさせるためには、メンテナンスが重要になります。以下の対策をすることで、耐用年数を超えて長期間使用できる可能性があります。

・錆対策

鋼鉄で作られているコンテナハウスは錆びやすいため、錆対策が必須です。錆対策の方法として挙げられるのが外壁塗装です。防錆塗料を使って塗装をすることで、錆が発生しづらくなります。ただし、錆止め塗料にも耐用年数があり、それを過ぎると効果がなくなりますので、定期的な外壁塗装が欠かせません。コンテナハウスをできるだけ長持ちさせたいのであれば、自分で塗装するよりも技術力の高い専門業者に依頼するのがおすすめです。

・雨漏り対策

屋根に穴が開いていなくても、玄関のドアや窓の隙間から雨水が浸入する可能性があります。雨漏り対策として行うのが、シーリングです。シーリングとは、気密性や密封性を高めるために隙間に目地材などを充填することです。

シーリングもDIYは可能です。しかし、高所作業によって怪我をするリスクがありますので、専門業者に依頼することをおすすめします。また、新しいコンテナハウスの屋根は平らで、雨水が溜まりやすい構造になっています。住宅や店舗として利用する場合には、コンテナハウスの屋根に緩やかな傾斜をつける工事が必要です。

・シロアリ対策

鋼鉄製のコンテナハウスにシロアリが発生するのは想像しにくいでしょう。実は、コンテナハウスは気密性が高く湿気が溜まりやすいため、シロアリが発生するケースも珍しくありません。特に断熱材は狙われやすいため、市販の薬剤を散布しておくとよいでしょう。

既にシロアリが発生してしまった場合、市販の駆除剤で対処はできます。しかし、頻繁な駆除作業が必要となり、すぐに再発生することが少なくありません。シロアリの駆除、専門業者に依頼するとよいでしょう。