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建築用コンテナとは

建築用コンテナとは、倉庫や物置などに用いるコンテナのことです。コンテナを利用した建物を作る場合、建築基準法を遵守する必要があります。建築用コンテナは建築基準法によってJIS鋼材で作ることが義務付けられています。これはただJIS鋼材を使えばよいわけではなく、鋼材を作る工場や溶接工場などもJIS認証を受けていなければなりません。

輸送用コンテナとは？

輸送用コンテナとは、船舶、鉄道、トラックなどで貨物を輸送する際に使われるコンテナのことです。素材には、主にアルミ、鋼鉄、FRPが使われています。また、一般的に流通しているドライコンテナの他に、リーファーコンテナ、バルクコンテナ、サーマルコンテナ、開放型コンテナ、タンクコンテナなど様々な種類があります。

建築用コンテナと輸送用コンテナの違い

建築用コンテナと輸送用コンテナでは、規格・サイズ・構造・価格相場の4点が異なります。

・規格

建築用コンテナは日本の建築基準法や日本産業規格であるJIS規格にもとづいて設計されています。一方、輸送用コンテナの多くはISO規格（国際標準化機構）にもとづいて設計されたものです。輸送用コンテナは開口部を開けると強度が低下すること、JIS鋼材で作られていないことから建築基準を満たしていないため、倉庫や店舗に利用することができません。

・サイズ

建築用コンテナとしてよく流通しているサイズは、20フィートコンテナ、40フィートコンテナの2種類となります。一方、輸送用コンテナとしてよく知られているのが、20フィートコンテナと40フィートコンテナ、40フィートハイキューブコンテナの3種類です。以下のように、建築用コンテナと輸送用コンテナは幅と長さが同じで、高さが異なります。

＜建築用コンテナ＞

＜輸送用コンテナ＞

・構造

建築用コンテナは鉄骨ラーメン構造で、柱や針などで枠を支えています。一方、輸送用コンテナは、強度を保つためにパネル構造になっています。

・価格相場

コンテナの価格は、種類やサイズ、新品もしくは中古品であるかによって異なります。
コンテナを利用して店舗を建てる場合、建築確認申請が必要です。中古品だと申請が難しいため、新品のコンテナを購入するのが一般的です。新品の建築用コンテナの価格相場は、以下のとおりです。

輸送用の中古コンテナは、状態によって新品の半額以下で購入することが可能です。輸送用コンテナとしてよく知られているドライスチールコンテナの価格相場は、以下のとおりです。

＜20フィートコンテナ＞

＜40フィートコンテナ＞

＜40フィートハイキューブコンテナ＞